色々・・・

身近なものに愛着を♡

没後一年_連城三紀彦のミステリーがすごくいい☆彡トリッキーな展開と細やかな心情綴り美文の彩

村上春樹の本は「ノルウェーの森」「1Q84」など何冊か読んでみたけれど、良さがいまひとつわからなかった。

読後感は、だから何・・・? 

抽象的すぎるシュルレアリスムの芸術が理解できないのと似ている。

マスコミの話題にのっただけでした。

本の内容がいつまでも心に残るという類ではなかった。(あくまでも私の読解力が足りないせいですから悪しからず)

 

読書家の夫が勧めてくれたミステリー作家、連城三紀彦。(村上春樹よりひとつ年上)

没後1年経った今、名作復刊、傑作集の刊行ラッシュだという。

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「書店にあるだけ買ってきたよ」と見せてくれた。

図書館派の私と違って、彼の方は、本というものは借りるのではなく自分の物にしたい購入派。

ほとんどは、文庫本になるのをじっと待ってから買う方だけれど

購入金額もさることながら、積ん読量も相当なもの。

かなりの速読でもしない限り、余生で全部読み切れるとは思えない。

それでも、本屋さんが好きで、週に一度は本屋めぐりに付き合わされる。

その度に数冊手にしてくる。

私もその恩恵にあずかるから文句は言わないんだけれども・・・

さて、話を戻しましょう。連城さんの作品。

最近の人気ミステリー作家を軽く凌ぐぶっちぎりの面白さ!

この作家の良さは、私にもすご~く良くわかります。

推理小説の雄

純文学と位置付けていいくらい、美文です。

抑えた修飾語は小気味良く的確。読むことの楽しさが込み上げてくる。

今、「隠れ菊」の上を読み終わったところだけれど、

もう、読みだしたらやめられませんが、息抜きに短編も読んでみました。

文庫本「美女」に収録、解説者お勧めの「喜劇女優」だけれど

あやとり糸が絡まって、放り投げたくなるように

読んでいる途中で嫌になる程こんがらがってくる。

我慢して最後まで読んでみると、する~っと絡まりが解けて

一本の糸になり、やれやれ・・・みたいな読後感。

糸は絡まっていただけで最初から一本だったんですけどね。

犯罪もの以外に、男女の機微や人の深層心理を題材にしたミステリーが多いみたいですね。

読んでいてふと思った。

この世に起こる全てはミステリかもしれない。

直木賞受賞作の「恋文」はまだ買ってないのですが、これも楽しみのひとつです♪